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男女で異なる「夫婦仲」の認識 定年後の男性に忍び寄る危機とは?~いい夫婦の日 意識調査~

11月22日のいい夫婦の日にちなみ、夫婦に関する意識調査の結果を公開しました。
自身の夫婦仲について全体では3人に2人は「よい」と回答しましたが、女性は40代を境に減少し、男性は年代が上がるごとに低下も60代で上昇することが分かりました。また夫婦で楽しみたいことを聞いたところ、総じて男性の方が「一緒に」という割合が高い一方で、女性では40代から数字が低くなることが分かりました。

夫婦仲が「よい」は3人に2人、「よくない」は10人に1人

11月22日はいい夫婦の日です。世間の既婚者が、自分たち夫婦の仲をどう感じているかを7段階で聞いたところ、「よい」の3段階で答えた人が65%でした(図表1)。男女別で見ると男性が63.4%、女性が66.4%と性別で大きな差はなく、3人に2人が仲は良好と感じています。一方で夫婦仲が「よくない」の3段階を答えた人は、全体で10.8%、男性10.1%、女性11.4%。こちらも男女で大きな差がなく、10人に1人程度がよくないと回答しています。

図表1

ご自身の夫婦仲について

Key Point1

全体では3人に2人が夫婦仲は「よい」と回答、「よくない」は10人に1人

女性は20・30代が高めも、40代を境に低下。男性は60代で突如上昇

夫婦仲について、さらに年齢別で見てみましょう。女性の若年層は数字が高く、20・30代では8割近くが「よい」の3段階で回答しました(図表2)。しかし40代になるとがくっと数字が下がり60%台になります。一方で男性は20代が最も高く、年代が上がるごとに低下していきますが、60代になると大きく数字が上昇するということが分かりました。

図表2

ご自身の夫婦仲について

Key Point2

女性は40代を境に「よい」という回答が減少、男性は60代で上昇

「夫婦一緒に楽しみたい」は、総じて男性が高め

続いて、どんなことを夫婦一緒に楽しみたいかを答えてもらったところ、総じて男性の方が女性より高い数字が出ました(図表3)。旅行関係では10ポイント以上高く、外食などの他に、映画館や美術館・博物館、コンサートやライブ・観劇に行くなどでも男女の差は顕著です。男性は女性に比べると夫婦一緒に色々なことを楽しみたい傾向があるようです。

図表3

配偶者と一緒に楽しみたいこと

Key Point3

夫婦一緒に楽しみたいことを聞くと、総じて男性の方が女性より数字が高め

女性は40代で、夫婦一緒での数字が低下

さらに年代別でも見ていきます。男性は年代での大きな偏りがないのに比べ(図表4)、顕著な変化が見えたのは女性です(図表5)。夫婦仲同様、40代から大きく数字が下がる傾向にあり、旅行関係や外食、映画館、散歩・ウオーキング・ジョギングなどで15ポイント程度の低下が見られました。
逆に男性は60代になると仕事も定年を迎えるなどがあるのか、夫婦一緒に何かを楽しみたいという割合がやや増える傾向があります。

その時になって夫婦間の温度差が大きくなっていないように、普段からの密なコミュニケーションなどが必要になってくるかも知れません。

図表4

配偶者と一緒に楽しみたいこと(男性)

図表5

配偶者と一緒に楽しみたいこと(女性)

Key Point4

女性は40代から、夫婦一緒にという回答が急激に低くなり、同年代の男性との差が顕著


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※本レポートに使用した当社調査データ
【インテージのネットリサーチによる自主企画調査データ】
調査地域:全国
対象者条件:20~69 歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代構成比を、2015年度実施国勢調査データをベースに、人口動態などを加味した2017年度の構成比にあわせてウェイトバック
標本サイズ:n=3,338
調査実施時期: 2019 年10月28 日(月)~2019 年10月30日(水)


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