withコロナの日常生活 いまの生活者の意識は?
2020年1月に初めて日本国内で確認された新型コロナウィルス。その後何度か感染拡大の波を迎え、いまだその影響は続いています。刻々と状況が変わる中、生活者のマインドはいまどのような状態なのか、インテージでは2020年3月より継続的に聴取しています。このデータと、最新のデータから読み取れる動きをお届けします。
2024年11月25日週のデータより:
12月、師走を迎えました。気温も一気に下がって、紅葉もひときわ色が生える季節になりましたね。いつものように最新のデータ(12月)で、感染不安をはじめとした生活者のマインドをみていきましょう。
新型コロナの感染不安は現在の感染者数の微増を受けて、37%と先月から1ポイントの増加となっています。毎年7~8月、12~1月付近はコロナの感染者が増える時期でもあるため、警戒心も高まる傾向にあるようです。時節柄、インフルエンザの流行も気になるためかマスクをしている人も増えたように思います。今後もコロナやインフルエンザの感染者数の動きとともに、感染不安の動きも注視しておきたいところです。
行動不安については先月同様に大きな動きは見られません。「テーマパークや繁華街への外出(36% 先月比1ポイント増)」、「国内旅行(20% 先月比1ポイント増)」、「飲食店での外食(20% 先月比同スコア)」と、すべての指標がほぼ先月と同水準のスコアとなりました。
さて、次に家計に関するマインドについてもみてみましょう。節約意識に関しては64%と前月と比較して1ポイントの減少と目立った動きはありません。また「家庭の暮らし向きが回復へ向かうか」という投げかけに対しては、「そう思わない」は37%(先月比1ポイント減少)となり、こちらも大きな動きはありません。
12月と言えば、ボーナスシーズンの到来ですが、「期待」ということでいえば、あまり大きな期待は抱けていないようですね。インバウンドの回復(海外からの旅行者増)をはじめ、大きく回復に向かっている業界もある中、国内全体ということではなかなか回復への道のりは険しいようです。
年末年始に向かって多忙な時期を過ごす方も多いと思います。寒さや疲れから抵抗力を落としてしまって風邪など体調を崩す人も目立ってきました。くれぐれもご自愛を。
引き続きデータを通じて生活者のココロを暮らしに想いを馳せてみたいと思います。
※次回のデータ・コメントの更新は2025年1月を予定しています。
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この記事に掲載されているチャートのデータは、以下リンク先のフォームよりExcelにてダウンロードが可能です。
※性年代、エリア別のデータはダウンロードできません。
データの仕様について
【週次調査】
調査地域:全国
対象者条件:15-79 歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=3,000(1回あたり)
調査実施時期: 2020 年7月10日(金)~ 毎週末(2021年3月以降は隔週末)
※緊急事態宣言 第一回発出エリア:
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都県。2020年4月の1回目の緊急事態宣言が全国に先行して発出されたエリア。都市部であり周辺のエリアへの人流も活発なため、感染者数の動きを理解・予測する上で重要。
※3か月後予測の設問は22年7月11日週以降3段階聴取から5段階聴取に聴取方法を変更
※世の中の雰囲気実感に関する設問は2023年6月26日週で聴取終了
【デイリー調査】
調査地域:全国
対象者条件:15-79 歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代構成比を、2015 年度実施国勢調査データをベースに、人口動態などを加味した2019年度の構成比にあわせてウェイトバック
標本サイズ:n=500(1日あたり)
調査実施時期: 2020 年3月25 日(水)~2020 年6月30日(火)
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