withコロナの日常生活 いまの生活者の意識は?
2020年1月に初めて日本国内で確認された新型コロナウィルス。その後何度か感染拡大の波を迎え、いまだその影響は続いています。刻々と状況が変わる中、生活者のマインドはいまどのような状態なのか、インテージでは2020年3月より継続的に聴取しています。このデータと、最新のデータから読み取れる動きをお届けします。
2024年10月28日週のデータより:
早いもので11月に入りました。ここ最近はコートを着ている人を見かけるようにもなりました。ここからはググっと秋も本格化して、紅葉、そして落葉と季節が移り変わっていくことになるのでしょう。いつものように最新のデータで、感染不安をはじめとした生活者のマインドをみていきましょう。
新型コロナの感染不安は現在の感染者数の減少を受けて、36%と先月に引き続き2ポイント減少しています。ここのところ感染不安は落ち着きをみせていますが、世間ではマイコプラズマ肺炎などがいつもとは異なる動きを見せており罹患者が増えているようで、報道などでも注意を呼び掛けていますね。みなさまもくれぐれもご自愛を。
行動不安については大きな動きは見られず、「テーマパークや繁華街への外出(35%)」、「国内旅行(19%)」、「飲食店での外食(20%)」と、すべての指標がほぼ先月と同水準のスコアとなりました。本格的な秋を迎え、紅葉も始まり秋の行楽シーズンも始まりました。一方で、風邪やマイコプラズマ肺炎などの罹患が増えているようです。マスクや手洗いなどの対策を続けなら楽しく秋を楽しみたいですね。
さて、次に家計に関するマインドについてもみてみましょう。
節約意識に関しては65%と前月比較して3ポイントの増加です。また「家庭の暮らし向きが回復へ向かうか」という投げかけに対しては、「そう思わない」は39%(前回比1ポイント増加)となり、家計には明るい兆しは見えていないようです。
これから年末年始に向かって、なにかと支出も増えるシーズンですが、暮らし向きの回復については、そう大きくは期待していないようです。そのためか節約意識も再び高まりをみせています。そろそろボーナスの季節です。今年はどうなることやら。
引き続きデータを通じて生活者のココロを暮らしに想いを馳せてみたいと思います。
※次回のデータ・コメントの更新は2024年12月を予定しています。
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この記事に掲載されているチャートのデータは、以下リンク先のフォームよりExcelにてダウンロードが可能です。
※性年代、エリア別のデータはダウンロードできません。
データの仕様について
【週次調査】
調査地域:全国
対象者条件:15-79 歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=3,000(1回あたり)
調査実施時期: 2020 年7月10日(金)~ 毎週末(2021年3月以降は隔週末)
※緊急事態宣言 第一回発出エリア:
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都県。2020年4月の1回目の緊急事態宣言が全国に先行して発出されたエリア。都市部であり周辺のエリアへの人流も活発なため、感染者数の動きを理解・予測する上で重要。
※3か月後予測の設問は22年7月11日週以降3段階聴取から5段階聴取に聴取方法を変更
※世の中の雰囲気実感に関する設問は2023年6月26日週で聴取終了
【デイリー調査】
調査地域:全国
対象者条件:15-79 歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代構成比を、2015 年度実施国勢調査データをベースに、人口動態などを加味した2019年度の構成比にあわせてウェイトバック
標本サイズ:n=500(1日あたり)
調査実施時期: 2020 年3月25 日(水)~2020 年6月30日(火)
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