

メディアの利用時間(接触)とスマホアプリの利用状況を利用ログから集計・分析した最新データからお届けします。
さて、今月もスマホの動きからをみてみると、10月は311分となっており、先月から3分ほど減っていました。平日は302分、休日は332分と休日は平日より30分も長くなっています。
性別でみると男性は299分、女性は325分と女性の方が26分ほど男性より多くなっていました。平日・休日別にみると、男性の平日は289分、休日323分となっており、休日は男性も5時間を越えています。一方の女性の平日は317分、休日343分となっており、女性の休日の利用時間は6時間に迫ろうとしています。
性×年代でより長時間利用している層を探してみるとF1層(女性20~34歳)が最もスマホに接しており、平日で345分、休日には374分と休日では6時間を越えていました。一方でM1層(男性20~34歳)を見てみると、平日で318分、休日には363分と男性も休日では6時間を越えていました。
テレビに関しては緩やかな減少傾向は引き続きみられています。平日で170分、休日は192分となっています。スマホの利用の多い、F1層に着目すると平日で121分、休日は129分、M1層では平日で106分、休日は129分となっており、女性においては平日・休日の差があまりないのが興味深いですね。
アプリの利用実態を眺めてみると、スマホの利用時間を引き延ばしていると思われるSNSや動画視聴についても利用率が見られます。もはや国民の連絡ツールとして定着した「LINE」の利用率は88.8%。不動の人気を誇る動画視聴サービス「YouTube」は86.1%となっており、どちらも9割に迫る勢いです。ぜひ、その他のアプリもチェックしてみてください。
さて、みなさんのメディアとの過ごし方、そして、家の中での過ごし方などはどのような変化が見えますか?家の中での食事の機会の増減(内食率)などもプルダウンしながらあれこれとデータを眺めて、それらの動きを確認してみるとなにか発見があるかもしれません。
引き続き、時間の使い方や暮らし方を通じて生活者の理解を試みていきたいと思います。
※コメント:生活者研究センター 田中 宏昌(たなか ひろまさ)
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【i-SSP®(インテージシングルソースパネル®)】
インテージSCI(全国個人消費者パネル調査)を基盤に、同一対象者から新たにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からのウェブサイト閲覧やテレビ視聴情報に関して収集したデータです。当データにより、テレビ・パソコン・スマートフォン・タブレット端末それぞれの利用傾向や接触率はもちろん、同一対象者から収集している購買データとあわせて分析することで、消費行動と情報接触の関係性や、広告の効果を明らかにすることが可能となります。また、調査対象者に別途アンケート調査を実施することにより、意識・価値観や耐久財・サービス財の購買状況を聴取し、あわせて分析することも可能です。
※ シングルソースパネル®は株式会社インテージの登録商標です。
【キッチンダイアリー®】
1,260世帯の食卓・調理の状況を食場面(朝食・昼食・夕食)ごとに継続的に捉えたデータです。商品開発のヒントとして、また、流通向けの販促提案情報としてご活用いただけます。
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