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人流データでみるエリア特性~下北沢のまち編

人の流れは、そのエリアの特性を映し出します。
このシリーズでは、特定のエリアの人の流れを、データで見ていきます。

今月は下北沢に注目します。ここ数年で開発が進み、大きく変化したまちです。コロナ前と比べて、まちの顔はどのように変わってきているのでしょうか。

下北沢のまち トピックス:
2022年5月に「下北線路街」が全面開業
小田急電鉄の複々線化事業と東京都の連統立体交差事業に伴い、小田急線東北沢駅〜世田谷代田駅を地下化したことによって生まれた、全長約1.7kmの線路跡地を開発した「下北線路街」。
商業施設以外にも、温泉旅館や学生寮、チャレンジや個人の思いを応援する商店街など、多種多様な施設から構成されているほか、地域の方が参加するイベントが開催されるなど、賑わいを生んでいます。
そんな下北線路街の開発コンセプトは「BE YOU.シモキタらしく。ジブンらしく」
https://www.odakyu.jp/group/brand/article/specialissue-002/

2024年10月の平休日・14時台の滞在者数をコロナ前の2019年10月と比較すると、平日で10%、休日で18%程度の増加がみられています。

コロナ前後での滞在者数の比較 下北沢・14時台

時間帯推移をみると、平日は通勤・通学時間帯の朝7-8時台、夕方19-20時台がピーク、休日は昼前10-12時台に大幅に増加し、夜20-23時台にかけて緩やかに減少、という動きはコロナ前と変わらないですが、休日の12時-18時の人口が特に増えていることがわかります。

滞在者数の時間帯推移 下北沢

性年代構成をみると、平休日ともにコロナ前と比較して20代・50代の構成比が増加していました。男女比はほぼ半々、休日は平日にくらべて日中の20代の構成比がさらに高くなっています。

性年代構成比 平日
性年代構成比 休日

居住地別では、平休日・14時台でみると地元・世田谷区民の割合がほぼ半数、東京都内および他県からの流入者数はほぼ同数で、コロナ前よりも地元以外からの流入者率が高まっていました。

市区町村レベルでは、平休日とも上位10市町の顔ぶれ自体は同じでしたが、平日では品川区や武蔵野市、多摩市などからの移動が増加したのに対して、休日では江戸川区・江東区など山手線の反対側の東部エリアからの流入が顕著となっていました。

新しいまちが広く人を集めている様子がうかがえます。

来訪者の居住地分布 下北沢・14時台
来訪者の居住地分布(詳細) 下北沢・14時台

データについて:
モバイル空間統計®・国内人口分布統計(リアルタイム版)】
※モバイル空間統計®は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
ドコモの携帯電話ネットワークのしくみを使用して作成される人口の統計情報です。
集団の人数のみをあらわす人口統計情報であるため、お客様個人を特定することはできません。
インテージは「モバイル空間統計」の1次販売店です。

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