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生活者インデックスデータ

去年よりもアクティブに?2022年のGWの過ごし方

コロナ下でのゴールデンウィーク(GW)も今年で3度目を迎えます。緊急事態宣言下だったこれまでのGWとは異なる状況で、生活者はどのように過ごす予定なのでしょうか。この記事では、全国の15歳から79歳の男女を対象に2022年4月4日~4月6日に実施した調査結果を紹介します。

GWの予定は? 

今回のGWの予定を質問したところ、今年も「自宅で過ごす」が6割と最も多い回答となりました(図表1)。しかしながら、昨年に「自宅で過ごした」回答率より16ポイント減少しており、緊急事態宣言下だったこれまでのGWとは異なり、「久しぶりに楽しみたい」という意向が見て取れます。GWの過ごし方のランキングをみると「ショッピング(32%)」、「外食(28%)」、「国内旅行(20%)」といった外出を伴う予定が上位を占めており、それぞれスコアも大きく伸びています。これまでのGWとは異なり、外出や旅行などが一定の回復を見せるアクティブなGWとなりそうです。

図表1

また、「非同居の家族・親類の来訪・一緒に外出」や「実家に帰省する」といった項目も大きく増加しており、久しぶりのリアルなコミュニケーションを郷里の両親や親類たちと楽しみたいという想いを感じます。 
そして、「友人・知人と会う」「映画・美術館・エンタメ施設/テーマパークなど」も対前年で3倍以上と大きく増加していることも、アクティブなGWを予感させる回答となっています。 
現在、地域によってはリバウンドの兆しらしき動きもありますが、今年こそは少しでも家族や友人とのリアルな交流が実現できるGWになることを期待したいと思います。

GW期間中に休める日数は? 

今年のゴールデンウィーク(GW)は3連休が2回あり、5月2日(月)を休むと7連休、5月6日(金)を休むと6連休、両方休むと10連休と、長期の休みが取得しやすいカレンダーとなっています。また、昨年、一昨年とは異なり、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置も発令されておらず、久しぶりにゆっくりと休めるGWとなりそうです。 

図表2は実際にどれくらいの日数休める予定なのかを働いている人に聞いた結果です。 

図表2 

GW期間中の休める日数のトータルではカレンダー通りの「8日」は14%に留まり、7割弱は「7日以下」となっています。休日にも仕事の予定がある人が多いようです。一方で「9日以上」と回答した人は2割弱でした。 

GW期間中の最も長い連休日数については、カレンダー通りの「3連休」が最も多く3割となっています。一方で、平日の休みを加えて3連休以上の休暇を取得する人も4割存在していました。アクティブなGWに備え、休暇をしっかり確保している人々の姿も浮かんできます。「ワーク・ライフ・バランス」の提唱により、積極的な連休取得が勧められている企業も増えているようです。そうした風潮も「4割は4日以上」という追い風になっているのかもしれません。 

GWの自宅での予定

自宅でどのように過ごす予定なのか、また、昨年と一昨年に自宅でどう過ごしたかを聞いた結果が図表3です。 

図表3 

上位には「インターネットをする」「テレビやDVDを観る」「インターネットで動画視聴」といったテレビやスマホ、パソコンとともに余暇を過ごす項目が並びました。中でも「テレビやDVDを観る」は16.6ポイント、「インターネットで動画視聴」も6.5ポイントと大きく増加しており、コロナ下、家の中で過ごす時間が増えたことによるメディアへの接触時間を物語る結果となっています。外出予定の人が増えた一方で、今年も自宅で過ごす“インドア派”はテレビやインターネット動画好きな人の割合が高いのかもしれません。 

「自宅の掃除・洗濯などの家事」や「普段よりも手間・時間をかけた料理」なども、昨年、一昨年よりも回答率が増しており、普段は忙しくて十分にできていなかった家事や料理に時間を充てたいという想いや、長引くコロナ下、自宅をより快適にしたいキモチも浮かんできます。 

GWにかける金額はいくら? 

今年のGWにはどのくらいの予算を準備しているかを聞いたところ、平均金額は16,407円となりました。緊急事態宣言下だった昨年のおおよその支出金額は10,473円と回答していることから、約6,000円の増加、前年比では156.7%の増加となっており、昨年、一昨年よりも今年は「アクティブに過ごしたい」、という想いを反映した結果となっています。 

図表4

久しぶりに緊急事態宣言下ではないGW。リバウンドの足音に怯えながらも、連休を心待ちにする生活者の心を反映して、これまでよりもアクティブにGWを楽しみたいといった気持ちが映し出された結果になっています。その一方で、「自宅で過ごす」という回答も依然として多く、「アクティブ」とはいえ、「ショッピング」や「外食」といった手軽なものが目立ちます。そして、GWの代名詞である「旅行」については「国内旅行」が大きく増えていました。また、「実家への帰省」については少ないながらも昨年よりも増えており久しぶりの里帰りを楽しみにしている人も多いのでは。 

今年のGWこそは、それなりにアクティブに楽しくを過ごしたい!とはいえ・・・安心・安全に近場で手軽に。リバウンドを気にしつつ、GWの動きを見守りたいと思います。 


今回の分析は、以下のデータを用いて行いました。

【インテージのネットリサーチによる自主調査データ】
調査地域:日本全国
対象者条件:15~79 歳の男女
標本抽出方法:「マイティモニター」より母集団構成比にあわせて抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=2,622
調査実施時期: 2022年4月4日(月)~4月6日(水)

著者プロフィール

生活者研究センター センター長 田中 宏昌(たなか ひろまさ)プロフィール画像
生活者研究センター センター長 田中 宏昌(たなか ひろまさ)
1992年 広告代理店系の調査会社に入社。1994年より親会社の広告代理店における生活者データベースの立ち上げメンバーとして参加。以後、2012年まで、広告代理店の消費者研究や広告コミュニケーションプランニングセクションに駐在勤務する形で、広告コミュニケーションプランニングや商品・サービス開発の場面などで、データに基づく生活者理解をテーマとしてプロジェクトを支援してきた。その間、消費財、耐久財、サービスなどさまざまな領域を担当。
思春期よりTVCMの映像やコピーに魅了され、TVCMだけを録画して繰り返し見るような子どもだった。記憶に残る作品を選ぶとすれば「1983年 サントリーローヤル ランボオ編(広告代理店 電通)」と「2004年 ネスカフェ 谷川俊太郎 朝のリレー・空編(広告会社 マッキャンエリクソン)」を迷うことなくあげる。趣味は自転車(ロードバイク、マウンテンバイク)、落語鑑賞など

1992年 広告代理店系の調査会社に入社。1994年より親会社の広告代理店における生活者データベースの立ち上げメンバーとして参加。以後、2012年まで、広告代理店の消費者研究や広告コミュニケーションプランニングセクションに駐在勤務する形で、広告コミュニケーションプランニングや商品・サービス開発の場面などで、データに基づく生活者理解をテーマとしてプロジェクトを支援してきた。その間、消費財、耐久財、サービスなどさまざまな領域を担当。
思春期よりTVCMの映像やコピーに魅了され、TVCMだけを録画して繰り返し見るような子どもだった。記憶に残る作品を選ぶとすれば「1983年 サントリーローヤル ランボオ編(広告代理店 電通)」と「2004年 ネスカフェ 谷川俊太郎 朝のリレー・空編(広告会社 マッキャンエリクソン)」を迷うことなくあげる。趣味は自転車(ロードバイク、マウンテンバイク)、落語鑑賞など

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