withコロナの日常生活 いまの生活者の意識は?
2020年1月に初めて日本国内で確認された新型コロナウィルス。その後何度か感染拡大の波を迎え、いまだその影響は続いています。刻々と状況が変わる中、生活者のマインドはいまどのような状態なのか、インテージでは2020年3月より継続的に聴取しています。このデータと、最新のデータから読み取れる動きをお届けします。
2024年8月30日週のデータより:
気象庁の予報の通り、9月に入っても厳しい残暑が続いています。いつものように最新のデータ(9月)で、感染不安をはじめとした生活者のマインドをみていきましょう。
新型コロナの感染不安は現在の感謝数増を受けて、43%と先月から大きく6ポイント減少しています。ひと時、感染者の増加が懸念されていましたが、ここ最近は沈静化に向かっていることから、感染不安も減少に向かったようです。
行動不安についても感染不安に呼応して、どのスコアも減少傾向にあります。具体的なスコアをみると、「テーマパークや繁華街への外出(37% 前回比4ポイント減少)」、「国内旅行(22% 前回比4ポイント減少)」、「飲食店での外食(22% 前回比2ポイント減少)」とすべての項目が減少に向かいました。
これから秋の行楽シーズンに向かいますが、外出意欲の高まりとともに期待が膨らみますね。
さて、次に家計に関するマインドについてもみてみましょう。節約意識に関しては64%と前月と変化はなく、依然として高い数字となっています。また「家庭の暮らし向きが回復へ向かうか」という投げかけに対しては、「そう思わない」は34%(前回比3ポイント減少)となり、今年の6月以降、ゆるやかに減少傾向にあります。
今年は春の定期昇給、減税、さらには夏季賞与とお金や収入増に関するニュースを多く目にしてきましたが、節約意識が緩んだとは言い切れない状況です。
一方で、ほんの少し、回復への兆しが見え隠れし始めているのかもしれませんね。
引き続きデータを通じて生活者のココロを暮らしに想いを馳せてみたいと思います。
※次回のデータ・コメントの更新は2024年10月を予定しています。
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この記事に掲載されているチャートのデータは、以下リンク先のフォームよりExcelにてダウンロードが可能です。
※性年代、エリア別のデータはダウンロードできません。
データの仕様について
【週次調査】
調査地域:全国
対象者条件:15-79 歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=3,000(1回あたり)
調査実施時期: 2020 年7月10日(金)~ 毎週末(2021年3月以降は隔週末)
※緊急事態宣言 第一回発出エリア:
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都県。2020年4月の1回目の緊急事態宣言が全国に先行して発出されたエリア。都市部であり周辺のエリアへの人流も活発なため、感染者数の動きを理解・予測する上で重要。
※3か月後予測の設問は22年7月11日週以降3段階聴取から5段階聴取に聴取方法を変更
※世の中の雰囲気実感に関する設問は2023年6月26日週で聴取終了
【デイリー調査】
調査地域:全国
対象者条件:15-79 歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代構成比を、2015 年度実施国勢調査データをベースに、人口動態などを加味した2019年度の構成比にあわせてウェイトバック
標本サイズ:n=500(1日あたり)
調査実施時期: 2020 年3月25 日(水)~2020 年6月30日(火)
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