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【毎月更新】生活者の時間の使い方

コロナ下において、「イエナカ時間が増えた」といった暮らしの中の時間の使い方が変化したことが話題になっています。実際、どのような変化が起きているのでしょうか。メディアの利用時間(接触)とスマホアプリの利用状況を利用ログから集計・分析した最新データからお届けします。

2024年6月のコメント:
今年に入ってからテレビの利用時間の減少が進んでいましたが、6月はひさしぶりに持ち直して173分となりました。(先月比+2分)一方で1月には196分でししたが、今年に入って23分も減少していることになります。

次にスマホの利用時間。こちらは今年も増加傾向は続いており、6月は292分となりました。テレビ同様に今年を振り返ると、1月は283分でしたから、9分も増やしていることになります。スマホの利用時間を平日、休日別に見てみると、平日(1月)274分 ⇒(6月)283分 と9分の増加、休日(1月)298分 ⇒(6月)309分 と11分の増加となっており、平日より休日の方が伸びが大きくなっています。

スマホの利用時間が増えているという話をしましたが、梅雨空が気になるこの時期、みなさんは天気予報は何を頼りにしていますか?最近はスマホで雨雲の位置や何時間後に雨が降るのか、あるいは上がるかをリアルタイムで予報してくれるアプリも人気ですね。
そこで今回は「ウェザーニュース」をに注目して、その利用率(%)の変化を見て行ってみましょう。
過去4年分を振り返ると、7.3ポイント(21/6)→8.3ポイント(22/6)→10.3ポイント(23/6)→11.7ポイント(24/6)と着実に利用者を増やしています。
性×年代別にみると男性ではM1(男性 20~34歳)10.5ポイント、M2(男性 35~49歳)11.1ポイント、M3(男性 50歳以上)16.7ポイント
女性はF1 (女性 20~34歳)7.4ポイント、F2(女性 35~49歳)8.9ポイント、F3(女性 50歳以上)12.1ポイントとなっています。男性の方が利用率が高く、また、年齢が高くなるほど利用率は高くなるのは男女とも共通のようです。

最後に「内食率」についても眺めていきましょう。こちらは弊社の「キッチンダイアリー」という主婦を対象とした調査データを用い「家の中で食事をとった割合」を示しています。まずはじめに平日の昼食を見てみると、61.4%となり、わずかに0.8ポイントほど先月より下がりました。休日は68.0%となっており、こちらは1.9ポイントの増加となっていました。
続いて、夕食に注目してみると、平日は93.8%(先月93.6%)、休日は86.0%(先月84.6%)と休日の内食率は高くなっていました。
今年の6月は例年に比べて雨の機会は少なかったようですが雨量は多かったようです。そうした理由で休日の外出機会が減少して内食率が増えたのかもしれませんね。

さて、みなさんのメディアとの過ごし方、そして、家の中での過ごし方などはどのような変化が見えますか?プルダウンしながらあれこれとデータを眺めながら昨年の動きを確認してみるのも発見があるかもしれません。引き続き、時間の使い方や暮らし方を通じて生活者の理解を試みていきたいと思います。

※コメント:生活者研究センター センター長 田中 宏昌(たなか ひろまさ)

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データについて

i-SSP®(インテージシングルソースパネル®)
インテージSCI(全国個人消費者パネル調査)を基盤に、同一対象者から新たにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からのウェブサイト閲覧やテレビ視聴情報に関して収集したデータです。当データにより、テレビ・パソコン・スマートフォン・タブレット端末それぞれの利用傾向や接触率はもちろん、同一対象者から収集している購買データとあわせて分析することで、消費行動と情報接触の関係性や、広告の効果を明らかにすることが可能となります。また、調査対象者に別途アンケート調査を実施することにより、意識・価値観や耐久財・サービス財の購買状況を聴取し、あわせて分析することも可能です。
※ シングルソースパネル®は株式会社インテージの登録商標です。

【キッチンダイアリー®】
1,260世帯の食卓・調理の状況を食場面(朝食・昼食・夕食)ごとに継続的に捉えたデータです。商品開発のヒントとして、また、流通向けの販促提案情報としてご活用いただけます。

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