新型コロナウイルス感染拡大でいまの生活者の意識は?デイリー調査で追う意識の変化
新型コロナウイルスの感染拡大による、人々の生活への影響が増しています。4月2日現在、大都市を中心に感染者数が増加傾向にあり、爆発的な感染拡大を防ぐために、複数の自治体で休日や夜間の行動自粛要請が出ています。また、今後の推移によってはさらなる行動制限がかかる可能性も出てきています。
この記事では、日々変わる状況の中で、生活者の意識はどのように変化していったのかをデータでご紹介します。
3月25日から6月30日まで、毎日約500サンプルに調査を行った結果となります。
※7月以降の調査結果は「【毎週更新】withコロナの日常生活 いまの生活者の意識は?」にてご覧いただけます。
日々の主な動き
まず、これから追う生活者意識の動きの背景にあたる、感染者数の動きと日々の主なできごとを確認します。政府や自治体の動きだけでなく、タレントやスポーツ選手といった有名人の感染が徐々に報道されるようになってきています。
今の生活者の不安の実態は?
生活者はいま、様々なことに不安を感じています。新型コロナウイルスの感染が拡大し、それに伴う自粛要請が広がる中、この要請を受け入れ、実際に行動変容を起こしている人はどのくらいいるのでしょうか。また、今後の動きについて、どのようにとらえているのでしょうか。
生活者の気持ちと行動の日々の動きを追いました。
はじめに、感染が拡大しているこの状況に対する不安度の動きです。
感染拡大を防ぐうえで、多くの人が密集する場所は避けるべきという発信が繰り返しなされています。実際に繁華街等でクラスターが発生しているといった報道や行動自粛の要請が出る中、このような人が集まる場所に出かけることに対する不安度はどのように動いているのでしょうか。
この不安はどの程度行動に反映されているのでしょうか。不要不急の外出自粛を要請している自治体が増えてくる中で、実際に外出を減らすようにしている人がどのくらいいるのかを見てみましょう。
4月1日現在、生活者や各事業者は自粛という形で普段の行動を変えることを求められています。この自粛に対し、生活者はどのように感じているのでしょうか。まずは自粛ムードに対して「適切」と感じるかどうかを聞いてみました。
続いて、特に感染リスクが高いとされ、2月26日から自粛要請が続いている大規模イベントの自粛についての気持ちを聞きました。
感染拡大が続く中、感染防止のためのマスクや除菌剤が手に入らない状態が続いていることも、生活者の不安に影響を与えていると考えられます。現時点で買えないことで困っている人はどのくらいいるのでしょうか。
まだまだ先の見えない新型コロナウイルスの感染拡大。これから先をどう捉えるかという気持ちによってこの事態への不安は変わってきそうです。そこで、今後3ヶ月の感染状況をどう捉えるのかを聞いてみました。
消費に関する生活者マインドは?
ここまで、生活者の不安と行動変容を見てきました。現在は飲食店や百貨店の営業自粛や渡航制限など、消費行動に制約があるため、収束後の消費回復が重要となります。生活者の消費回復のキーとなる消費マインドは日々どのように変化しているのでしょうか。
今後の3ヶ月間の自身の暮らし向きと国内景気について、生活者の実感を聞きました。
既に多くの企業が経済的なダメージを受け、今後の収束の見通しも立っていないことから、景気悪化の懸念が高まっています。そんな中で生活者の節約意識はどのように変化しているのでしょうか。
※3月30日より聴取開始
旅行のように事前に計画が必要な消費行動は、先のこととはいえ、不安が払しょくされないとなかなか検討できません。そこで、旅行という行動に対してどの程度不安を感じているのかを聞いてみました。
※「海外旅行に行く」3月30日より聴取開始
東京オリンピック開催に関する生活者の気持ちは?
3月24日に開催延期が決まり、その後、予定の約1年後となる2021年7月23日の開幕が発表されました。最後に、この開催について、どのように感じているのかを聞いてみました。
※3月30日より聴取開始
感染数の増加や新たな自粛要請などを受け、日々変化する生活者の気持ち。この記事ではこれからも日々刻々と変わる生活者の気持ちを捉え、お伝えしていきます。
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この記事には、自主企画のインターネット調査(デイリー調査)のデータを掲載しています。
調査地域:全国
対象者条件:15-79 歳の男女
標本抽出方法:弊社「キューモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代構成比を、2015 年度実施国勢調査データをベースに、人口動態などを加味した2019年度の構成比にあわせてウェイトバック
標本サイズ:n=500s(1日あたり)
調査実施時期: 2020 年3月25 日(水)~2020 年6月30日(火)
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